マットの性能 栄養価?高添加?
こんばんは。
愛知県の昆虫ショップ クワガタ、カブトムシ生体・標本、飼育用品販売の『くわかぶプラネット』のスタッフブログへようこそ!
以前に産卵についてオリジナルマットの紹介記事を書きました。
今回は幼虫飼育マットについて気づいた事をご紹介いたします。
昆虫ショップ『くわかぶプラネット』
営業時間 AM11:00~PM10:00
〒472-0055 愛知県知立市鳥居3丁目2番地7
TEL:0566-91-4482
FAX:0566-91-4483
産卵にはNEWカブトマット、スーパークワガタマット、低添加微粒子マット、完熟黒土微粒子マットがそれぞれあります。
もちろんどれも幼虫飼育にも使えるのですが、カブトムシやミヤマクワガタ、ハナムグリにおススメのマットが「外国産カブト専用Sマット」です。
こちらは大量生産できず、店頭販売で予約待ちが出てしまう人気マットです。
そのためネットでご希望の方にはお問い合わせを頂いてから個別にご案内させて頂いております。
このマットは特にヘラクレスやネプチューン、コーカサスなどの大型カブトに本領を発揮し、もちろん国産カブトや一部小型カブトにもご使用いただけます。
大型カブトは幼虫期間が長く、また、たくさん食べるため、マットに含まれる不純物や有害成分も体内に蓄積してしまうと考えられます。
そして加齢や蛹化、羽化の体を作り変える時期にそれらの蓄積した毒素が牙を剥きます。
「大事に育てていたカブトムシが、蛹化するときや羽化を待つだけの蛹期に真っ黒になって死んでしまった・・・」なんて事は皆さんも経験があるかと思います。
このマットはなるべく安全に飼育できるように、自然に近い形で醗酵させて製造されています。
(コバエやミミズなどの雑虫が混じることもある為、袋詰めした後で全て冷凍処理をします。)
先日、とあるお客様が「飼育している幼虫を見て欲しい」といってご来店されました。
マット交換をしようとケースをあけてみると違和感がありました。
フンの形が歪なんです。
マットの見た目で、当店のものではない事は一目瞭然なのですが、気になったので使用済みマットを観察してみました。

↑こちらはくわプラ特製の「Sマット」のフンです↑
↓そして問題のマットのフンがこちら↓

形が揃っていない事がお分かりでしょうか?
カブトムシのフンはすぐに固まってしまいますが、排泄時はペースト状です。
そのフンがこんなに歪になるということは、よほど水分が多くて緩すぎるか、逆に乾燥して圧縮できないのではないかと思いました。
次にそれぞれのフンを潰してみました。

↑Sマットのフンを潰したものです↑
↓問題のマットのフンを潰したものです↓

画像をクリックして頂くと拡大されると思いますが、Sマットのフンは潰すとペースト状です。
一方、問題のマットは粉末状で、よくみるとオガがそのまま残っています。
つまり、マットがまったく消化されていないのです。
昆虫ゼリーや菌糸ビン、マットはすべてクワガタ・カブトムシの食事です。
パッケージにいくら「○○配合」「高栄養価」などと謳っていても、消化・吸収できなければ意味がありません。
特にカブトムシの幼虫は、クワガタよりも消化能力が弱く、醗酵・分解がすすんだものでなければ消化できないと言われています。
オガの細胞壁を壊せないためにその中に含まれる栄養分を吸収できないのです。
人間で言うと、豆を殻ごと食べてそのまま出てしまうようなものでしょうか。
早く醗酵させるために余分な添加を加え、結果しっかりと熟成されておらず、不純物のみが蓄積され必要な栄養素はそのまま排出してしまうマットが、果たして本当に良質のマットと言えるでしょうか?
大事なのは「吸収率」です。
しっかりと消化して、栄養分を吸収して体に作り変える事が食事の目的です。
満腹になることが目的ではありません。
よく「普通のマットで飼育できますか?」というお問い合わせを頂きます。
「普通」とはなんでしょうか?
「安価なマット」をさして「普通」と表現される方が多いように思います。
「病気等の問題なく成虫まで育つマット」こそ「普通」のマットではないでしょうか?
人間の食事に置き換えてみてください。
高価な食材や匠の技術を施した、贅沢品である「高級な食事」と、栄養バランスを考えた健康的な「普通の食事」。
お腹はいっぱいになるけど、保存料や添加物など悪い成分も多くて「食べ過ぎると良くない食事」。
良くない食事も食べて即死するわけではありませんが、不摂生が長く続くと恐ろしい病気になってしまうこともあります。
「外国産カブト専用Sマット」はより安全に育てることを目的としたマットです。
大切な幼虫たちに是非お試しください。

←Sマット 問題のマット→
消化・吸収率もバッチリの特製マットです!
※ちなみに先のフンはどちらも「アクティオンゾウカブト」のフンです。
生体の種類は同じで、与えているマットが違うだけです。
愛知県の昆虫ショップ クワガタ、カブトムシ生体・標本、飼育用品販売の『くわかぶプラネット』のスタッフブログへようこそ!
以前に産卵についてオリジナルマットの紹介記事を書きました。
今回は幼虫飼育マットについて気づいた事をご紹介いたします。
昆虫ショップ『くわかぶプラネット』
営業時間 AM11:00~PM10:00
〒472-0055 愛知県知立市鳥居3丁目2番地7
TEL:0566-91-4482
FAX:0566-91-4483
産卵にはNEWカブトマット、スーパークワガタマット、低添加微粒子マット、完熟黒土微粒子マットがそれぞれあります。
もちろんどれも幼虫飼育にも使えるのですが、カブトムシやミヤマクワガタ、ハナムグリにおススメのマットが「外国産カブト専用Sマット」です。
こちらは大量生産できず、店頭販売で予約待ちが出てしまう人気マットです。
そのためネットでご希望の方にはお問い合わせを頂いてから個別にご案内させて頂いております。
このマットは特にヘラクレスやネプチューン、コーカサスなどの大型カブトに本領を発揮し、もちろん国産カブトや一部小型カブトにもご使用いただけます。
大型カブトは幼虫期間が長く、また、たくさん食べるため、マットに含まれる不純物や有害成分も体内に蓄積してしまうと考えられます。
そして加齢や蛹化、羽化の体を作り変える時期にそれらの蓄積した毒素が牙を剥きます。
「大事に育てていたカブトムシが、蛹化するときや羽化を待つだけの蛹期に真っ黒になって死んでしまった・・・」なんて事は皆さんも経験があるかと思います。
このマットはなるべく安全に飼育できるように、自然に近い形で醗酵させて製造されています。
(コバエやミミズなどの雑虫が混じることもある為、袋詰めした後で全て冷凍処理をします。)
先日、とあるお客様が「飼育している幼虫を見て欲しい」といってご来店されました。
マット交換をしようとケースをあけてみると違和感がありました。
フンの形が歪なんです。
マットの見た目で、当店のものではない事は一目瞭然なのですが、気になったので使用済みマットを観察してみました。

↑こちらはくわプラ特製の「Sマット」のフンです↑
↓そして問題のマットのフンがこちら↓

形が揃っていない事がお分かりでしょうか?
カブトムシのフンはすぐに固まってしまいますが、排泄時はペースト状です。
そのフンがこんなに歪になるということは、よほど水分が多くて緩すぎるか、逆に乾燥して圧縮できないのではないかと思いました。
次にそれぞれのフンを潰してみました。

↑Sマットのフンを潰したものです↑
↓問題のマットのフンを潰したものです↓

画像をクリックして頂くと拡大されると思いますが、Sマットのフンは潰すとペースト状です。
一方、問題のマットは粉末状で、よくみるとオガがそのまま残っています。
つまり、マットがまったく消化されていないのです。
昆虫ゼリーや菌糸ビン、マットはすべてクワガタ・カブトムシの食事です。
パッケージにいくら「○○配合」「高栄養価」などと謳っていても、消化・吸収できなければ意味がありません。
特にカブトムシの幼虫は、クワガタよりも消化能力が弱く、醗酵・分解がすすんだものでなければ消化できないと言われています。
オガの細胞壁を壊せないためにその中に含まれる栄養分を吸収できないのです。
人間で言うと、豆を殻ごと食べてそのまま出てしまうようなものでしょうか。
早く醗酵させるために余分な添加を加え、結果しっかりと熟成されておらず、不純物のみが蓄積され必要な栄養素はそのまま排出してしまうマットが、果たして本当に良質のマットと言えるでしょうか?
大事なのは「吸収率」です。
しっかりと消化して、栄養分を吸収して体に作り変える事が食事の目的です。
満腹になることが目的ではありません。
よく「普通のマットで飼育できますか?」というお問い合わせを頂きます。
「普通」とはなんでしょうか?
「安価なマット」をさして「普通」と表現される方が多いように思います。
「病気等の問題なく成虫まで育つマット」こそ「普通」のマットではないでしょうか?
人間の食事に置き換えてみてください。
高価な食材や匠の技術を施した、贅沢品である「高級な食事」と、栄養バランスを考えた健康的な「普通の食事」。
お腹はいっぱいになるけど、保存料や添加物など悪い成分も多くて「食べ過ぎると良くない食事」。
良くない食事も食べて即死するわけではありませんが、不摂生が長く続くと恐ろしい病気になってしまうこともあります。
「外国産カブト専用Sマット」はより安全に育てることを目的としたマットです。
大切な幼虫たちに是非お試しください。

←Sマット 問題のマット→
消化・吸収率もバッチリの特製マットです!
※ちなみに先のフンはどちらも「アクティオンゾウカブト」のフンです。
生体の種類は同じで、与えているマットが違うだけです。
スポンサーサイト